こんにちは
花屋のふーさんです!
今回はEコマースのBtoCについて考えてみます。ちなみに今回はお客様が法人の場合(B)でもこちらに含めてます。
Eコマースの種類
以前の記事でも取り上げましたが、Eコマース(電子商取引)には
- BtoB :企業と企業間
- BtoC :企業と顧客間
- CtoC :顧客と顧客間
の3種類がある書きました。今回は花屋さんとお客さま間のBtoCについて考えます。
BtoBについての記事はこちら⬇
Eコマースの歴史
日本のEコマースの起源には諸説あるようですが、1995年頃に各企業がECサイトを立ち上げたことにあるようです。
1995年に「Windows95」が発表され一般にパソコンが普及していったのですが、それに合わせた動きだったわけです。
国内で有名な3大サイトの「楽天」の前身が1997年から。「Yahoo!ショッピング」は1999年。そして「Amazon」が国内サービスを始めたのは2000年です。
Eコマースの発展
Eコマースが大きく発展したのは2009年と言われています。この年にiPhone3が日本で発売され、スマホが爆発的に普及していったからです。
現在はECサイトを利用する際のツールの8割がスマホというデータもあります。
最近の花業界のEコマース
お花屋さんの世界では前の記事にあるように、市場と生花店間・市場と市場間のBtoBはかなり前からありました。
近年はお花屋さんとお客様間のBtoCのECサイトが増えてきました。
WebサイトからECサイトへ
以前のお花屋の世界では、自分のお店を紹介するWebサイトが主流でした。自分のお店を知ってもらうことが目的で、販売ができるEC機能がついたものは少なかったのです。
今、ECサイトが増えてきたのには、ECサイトには必須のカート機能と決済機能が簡単に利用できるようになったのが一因でしょう。
BASEやSTORE’S.jpなど0円の無料ECシステムを使えばECサイト自体も簡単に始められるようになりました。何か売る商品があれば簡単にネットショップを開業できる時代になったのです。
お花屋さんの世界のECの可能性
昔から通販というシステムはありました。ふーさんが35年以上前に入社した花卉小売業の最大手の会社にも通販事業部がありました。その頃は電話で注文を受け、商品を発送後に請求書を送るシステムでした。今はお客さまがサイトで商品を選んでカートに入れ、支払い方法を選ぶ形になりました。売る側にしても現代では一番高くつく人件費を抑えられますし、買う側もいつでも・どこでも買い物ができるメリットがあります。ただ、お花屋さんの世界の商品はなかなかカタログ化しずらかったり、在庫の効く商品でもありません。冷蔵はできますが、冷凍は厳禁な商品たちです。
究極 実店舗がなくても、ECサイトを立ち上げ、制作するバックヤードさえあればいいのです。場所も来店を見込んだ町中の路面店である必要もなく、広いスペースのとれる郊外でかまいません。最近異業種からお花屋さんの世界への参入がありますが、このスタイルのところも多いようです。
お花屋さんのECの課題
お花屋さん(特に個人や小さい規模)がECサイトを立ち上げ、運営していくにはいくつか課題があります。
サイト立ち上げ・運営
サイトの立ち上げや運営は月々無料から少額で運営できる簡単なサービスがあります。ですが、お花屋さんの場合は商品写真を撮るだけでもかなりの手間がかかるはずです。
集客
ECサイトを立ち上げたからといってすぐにアクセスがあるわけではありません。
ネットショップが出来たことを誰も知らないからです。
何かしらの手段でサイトの存在を知らせることが必要になります。例えばお店のブログ・SNSなどでECサイトを周知させていくことが大切で、商品紹介や説明など地道な努力も必要です。
差別化
簡単にECサイトを始められるということは、同業他社の競争相手もたくさん生まれている可能性があります。また、商品名の検索では大手が上位を占めます。そのためにも差別化を行う必要があります。仕入れる商材が全国共通の「お花」なので違いを演出していくのは大変かもしれません。
ECサイトは将来性があるが展望も必要
スマートフォンの普及によりインターネットを使ったお買い物が一般的になりました。いままで店舗のみで販売していたお花屋さんもネットショップの開設を検討しているかもしれません。また、お花屋さんの世界では稀でしょうが、店舗を持たずに、ネットショップからスタートした人もいるかもしれません。
今後はお花屋さんの世界も実店舗とネットショップをかけあわせたオムニチャンネル化されていくのかが流れかと思います。
手軽に始められるネットショップですが、始める際に自分がどうやっていきたいかを考えることも必要です。例えばの話、商売をほとんど絡めていないこのふーさんのブログでもEC機能をつけることができます。商品の紹介の記事を書き、カートを設置することが可能なのです。
「今ある実店舗をどうして ネットショップはどうする」と何年か先を考えていくことが必要なのかもしれませんね。
今回はお花屋さんの世界のEコマースのBtoCについていろいろ考えてみました。Eコマースに少しでも興味のある方の何かのお役に立てば幸いです。
どうも
花屋のふーさんでした!
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