" /> 花屋のふーさんがお花の生け込みの時に意識してること | 花屋のふーさんブログ
*本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

花屋のふーさんがお花の生け込みの時に意識してること

こんにちは

花屋のふーさんです!

 

資格をとってフラワーアレンジを教えようというのでもなければ、お花を生けるのは自由に自分らしくでいいと思います。ただ、知識として覚えておくと生ける際に役に立つことはいくつかあります。

お花を生けるときにこれを意識してみましょう

お花を生けるときやアレンジメントを作る時に意識するだけで違ってくることがいくつかあります。そちらを少し説明しましょう。

  • それぞれのお花の役割を理解する
  • おもさを意識してお花を配置する

お花のそれぞれの役割

フラワーデザインではお花はその咲き方や形状で分類されます。その、それぞれの役割のお花を使って形を作っていくわけです。

ラインフラワー

グラジオラスやストックやリンドウなど、線状にお花が咲くお花達です。このお花達で生ける形のアウトラインや高さを決めていきます。

マスフラワー

花びらがたくさん集まっている丸いお花達です。カーネーションやバラやガーベラなどです。ラインフラワーで決めたアウトラインをつなぐお花として使います。

フィラーフラワー

ひとつの枝から小さなお花がたくさんつけるお花達です。代表的なお花はカスミソウです。その他にスターチスやレースフラワーなどがあります。

フォームフラワー

大きくて形もはっきりとしたお花達です。車でいうとフロントグリルのようなものですね。その花の中で綺麗に咲いているものでフォーカルポイントを作ります。

フォーカルポイントとは生けたお花の視線を誘導する点になります。通常、生けたお花の中心近くに設定します。
フォームフラワーはユリのきれいに咲いたもの・アンセリウム・カトレアなどです。
少ない種類で生けた場合はマスフラワーのなかで綺麗で大きいものをフォーカルポイントを作ってもかまいません
それぞれの役割を持ったお花たちを組み合わせて生け込みやアレンジメントを完成させます。ですが、すべての要素を盛り込む必要はありません。ラインフラワー+マスフラワーだけとかの構成とかでもかまいません。

お花の「おもさ」を意識してみる

ここで言うおもさは重量のことではありません。見た感覚での「おもさ」です。生け込んだり、アレンジするときは安定感があるようにするとバランスがとりやすいと思います。もちろんアンバランスなデザインもありますが、あるていど上級者向きでしょう。

ちなみに、この「おもさ」の重い軽いはあくまでも見え方やイメージです。

形でのおもさ

生けたお花を見るとき、大きな花は重く小さな花は軽く感じませんか?同じお花でも、蕾は軽く、咲いた花は重く感じると思います。これが形の「おもさ」さです。出来上がったお花を見た場合、重いものは下、軽いものは上なら安定感があり、「すわり」が良いと思います。

左の方がバランスがとれ、安定しているように見えませんか?形による「おもさ」がわかっていただけると思います。

色のおもさ

色でも「おもさ」を感じることがあります。色彩心理というのだそうです。よく例に挙げられるのは引っ越し用のダンボール箱ですね。白のダンボール箱にしてる会社が多いのは白だと茶色より軽く感じる色彩心理を応用しているからだそうです。

左が安定して座りがよく、右はアンバランスな感じがしませんか?

色には色相彩度明度という3要素があります。簡単にいってしまうと彩度明度が高ければ軽く感じると思います。色相は色の違いなのですが暖色重く寒色軽いというイメージだと思います。

色についてはこの記事も。

習うより慣れろです

日本古来の生け花でも外国から入ってきたフラワーアレンジメントでも型や決まりがあります。それらは書物になって伝えられて系統立てられてきました。ふーさんもある会社に入社してすぐ研修がありました。アレンジメントは大輪のカーネーションと玉シダとレザーファンでトライアングルを作りました。フラワーアレンジメントでは、まずはトライアングルなんです(笑)

その後いろんなところに配属されて、ホテルの婚礼装花や宴会装花など何年かやりました。その時でも初めは小さいものから担当して慣れてから大きなものを一人で制作するようになっていくわけです。数をこなしていき、覚えていくしかないのです。

はじめに書きましたが、プロになって仕事にするわけではないならお花は自由に生けて楽しめばいいと思います。そうやって何度か生けた後にいろんなこと意識するとより良いものが生けられるのだと思います。

まずはいろいろ生けてみてお花も楽しみましょう!

 

どうも

花屋のふーさんでした。

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました