こんにちは
花屋のふーさんです!
1月の後半から2月の初めが1年で一番寒い時期になります。今回は冬にお花を買ったり飾ったりする際に気をつけないといけないこと。
寒さからくる障害について紹介します。
お花には耐えられる温度がある
お花(切り花)は冬の寒さには弱いです。たしかに気温の下がる冬には花持ちがよくなるのですが、切り花も生きているので、耐えられる温度というのがあります。
どの花が何℃までというデータはないのですが、切り花が水分を茎の中に含むことを考えれば、凍結しない0℃までということになると思います。
寒さが得意ではないお花もある
植物の性質上、寒さが苦手な切り花もあります。
全般的いうと、暖かい地域が原産のお花は寒さが苦手です。東南アジアなどから輸入されてくるお花などがそれにあたります。
などがこれにあたります。耐えられる温度はだいたい10℃までと言われています。
寒いと蕾が咲かない・花持ちが悪くなるお花もある
蕾の状態で市場に出荷されているお花のなかで、寒いと蕾が咲かなかったり、綺麗に咲かないものもあります。
などがこれにあたります。
また、お花によっては切り前が早すぎるお花(蕾が充実してないもの)も咲かずに終わることがあったりします。
国立の研究機関ではほとんどの切り花は10℃以上で飾るように推奨しています。
気をつけないといけないケースとは?
現代の住宅建築であれば、屋内で温度が0℃以下になるということはまずないと思います。ですが、お花が凍ってしまう可能性があるケースがあります。
持ち帰る時
お花屋さんなどでお花を買って、自宅に持ち帰る時は外気温に気をつけないといけません。とくに北海道や東北・新潟・長野など、冬の最高気温が日中でもマイナスになるような地域は注意が必要です。
お花を宅配便などで送るとき
最近は自分でアレンジしたお花を宅配便などで送るという方もいます。そんな時も注意が必要です。
通常お花屋さんでは12月〜2月の宅配便を使ってのお届けは断っているところが多いと思います。箱に入れて、包装材とかでも保護しても、凍結の可能性があるからです。宅配便の荷物を置いておくプラットフォームやトラックの荷室内は加温されてないので障害がでる可能性があります。
玄関・出入り口
玄関や出入り口には外気が入り込みます。特に暖房などを入れていない玄関などは注意しないといけません。外気温がマイナスになる地方では、外からのマイナスの温度の風が入り込む場所にお花を置かないようにしましょう。
また、寒さに比較的強い、キク・カーネーション・枝ものなどを飾るといいでしょう。
お花も生きていると考える
お花を冷蔵ショーケースに入れているお花屋さんをよく見ますよね。それを見たお客さんがお花は冷蔵すれば長持ちする、お花は冷やしても大丈夫と考えるかもしれません。
ですが、お花用の冷蔵ショーケースは5℃〜10℃で使われていることが多いはずです。家庭用冷蔵庫は野菜室でも3℃〜7℃。お花には厳しい温度です。
また、お花用のショーケースやストッカーでも入れるお花によって温度を変えているのです。バラ・キク・カーネーションは5℃まで下げても大丈夫ですが、トルコキキョウなどは10℃ぐらいが限界でしょう。いろいろなお花を入れておくなら高いほうの10℃に設定します。
前項で言った、お花は10℃以上で飾りましょうに通ずるわけです。
人間でも寒さに強い人もいれば弱い人もいる。お花も同じなのです。お花を飾るときに、自分でも寒いなと感じていまう場所やスペースなら、お花にも辛い環境なのかもしれません。
そんな工夫をして真冬のお花飾りを楽しんでください。
どうも
花屋のふーさんでした!
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