こんにちは
花屋のふーさんです!
5月にお部屋に飾りたいお花をふーさん的に5種類選んでみました。それではご紹介しましょう。
5月のお花の動きについて
5月にはお花屋さんにとっての一大イベントの母の日があります。そのため、例年その一週間前ぐらいからは洋花を中心に高値で取引されます。その他に婚礼や法事なども多い月になります。週の半ばから週末にかけて相場も高くなる傾向ですね。
お花は春のお花は終わり、ほぼ初夏のお花に切り替わってきます。お花の産地も冬から春は南の暖かい産地が主力でしたが、徐々に関東以北の産地のものも増えていきます。このどこで栽培されたかが今後暑くなってくると花持ちとして現れてきます。
5月のおすすめのお花
では、5月のおすすめのお花をご紹介していきましょう。
カーネーション
やはり母の日があるということもあって5月の初めは様々なカーネーションがお店に並びます。普段はお目にかかれないような色合いのものもでまわります。本来であれば花持ちも悪くないお花です。水の揚がりも悪くないお花ですが、蕾があまり硬すぎると咲かないこともあります。
また、この時期はカーネーションが大量に輸入されてきます。ふーさんもコロンビア産などはお彼岸やお盆に使ったりします。国産品よりはどうしても品質が落ちるとは感じます。
カーネーションを買う場合はできれば常日頃使っているお花屋さんで買うのがいいかもしれません。
シャクヤク
シャクヤクは咲くと豪華に見えますよね。今は大輪系のものが主流になりました。お花屋さんでは、生け花などにつか昔からある品種を和シャク、最近の大輪の品種を洋シャクと呼んだりもします。
水が下がりやすいので生けるとき葉はできるだけ取り除きます。葉ごととったり、花に近い部分はカットしたりします。
また。蕾が蜜でベタベタしてたら濡らしたティッシュなどで優しく取り除いてください。お花が開きやすくなります。
バラ
バラは一年中生産はされてはいますが、本来は5〜6月が開花のシーズンです。暑くなる前は花持ちもそう悪くはないのでこの時期に飾るのもおすすめです。日の当たらないとこに飾ると花持ちも違います。最初は丈を長く飾り、切り戻しながら飾っていき、最後は花首だけで飾れればベストですね。
ユリ
ユリの見頃はユリ園などは6〜7月です。あまり寒すぎると咲かないこともあるので、年中ある切り花のユリでも5月あたりは飾るにはいい季節だと思います。
今は大きく咲くオリエンタルユリと
それより一回り小さいLAユリが主流です。ユリも種類によって香りが強いものからほとんど無いものまであります。苦手と感じる人もいるので購入する時にお花屋に聞いてみることをおすすめします。
ユリの場合は花粉がどうしてもネックになります。あまり蕾が開かないうちにとってしまいましょう。
アルストロメリア
アルストロメリアは5月が出荷のピークになります。暑い時期はほとんど出荷が止まり、秋まで飾れないので飾り納めという感じです。多くのお花の場合、露地で咲く気温に近づくと出荷量も増えてきます。出荷量が増えれば市場での価格も下がってきます。5月はアルストロメリアをたくさん飾るのには適した時期です。花持ちもまだ悪くはないですが、どうしても散りやすいお花などで飾る場所を考えたほうがいいかもしれません。
梅雨が来る前にお花を飾りましょう
梅雨がきて湿度も温度も高くなってくるとお花にカビがはえることがあります。業界ではボトと呼ばれているボトリチス病(灰色かび病)です。このカビ菌はどこでもいるものなのでお花を置くところを高温多湿の環境にならないようにしてください。なので、まだ湿度も気温も高くなる前にお花を飾ることをおすすめします。
季節を感じながら楽しみましょう
よく日本は四季の変化がはっきりした国と言われますね。お花もその四季の移り変わりにより変わっていきます。人気のお花は長年の生産者の方の努力で一年中飾ることができるようになりました。カスミソウなどがいい例です。
野菜は一年中同じものが食べられます。ただ、家庭菜園で採れた季節のモノの美味しさは格別ですよね。
お花も季節のお花を飾るのが一番いいかもしれません。豆知識としてお花の世界では露地で咲く1月前ぐらいがピークとなることが多いです。量のでているお花ならお得に手に入れることもできるかもしれません。
これからはお花屋さんの店先も短いスパンでお花がかわっていく時期にもなります。こまめにお花屋さんの店先をのぞいてみるのも楽しいかもしれません。
どうも
花屋のふーさんでした!
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